ほっこり村診療所にベット型ベンチを贈
さんが「
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会員の松下貢さんが第 43 回寺田寅彦記念賞を受賞されました。こ
の賞は寺田寅彦の出身地である高知県の公益財団法人高知県文教協
会が毎年行っているものです。賞の対象となった作品は、「寺田寅彦
『線香花火』『金平糖』を読む」(窮理舎)です。本作品は寅彦の随筆「備
忘録」所収の「線香花火」と「金平糖」の二つの科学随筆を中心に科学と
文学の立場からこれを研究・解説したものです。一昨年、昨年に渡っ
て鶴ヶ島第二小学校区地域支え合い協議会が主催したサイエンス・サ
ロンにおいては本書の内容を分かり易く話されていたので本書をお
読みになるとより理解が深まると思います。明治期の寺田寅彦が黙示
録のように暗示した科学の視点を現代に伝えようとする松下さんの
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藤小学校三年生の授業として焼芋作りと小彼岸桜の植樹に協力しま
した。藤小学校三年生は毎年、藤金市民の森で屋外授業を行ってい
て、全面的に協力しています。3 月 8 日は3年生全員と父兄が共同し
て焼芋作りをし併せて小彼岸桜4本を記念植樹しました。生徒、先
生、父兄、総勢 100 名ほどが食べる焼芋を焼くには、半切したドラム
缶 5 個、火焚きには炎が出ないよう乾燥した竹を五味ヶ谷の森から運
んだり、燃焼中に破裂しないように予め割れ目をつけたりの予備作業
を前日から行いました。この体験は良い思い出になるでしょう。
市と社会福祉協議会、西中学校の連携で始まったベンチプロジェク
トは 2 年目です。昨年度は老人施設・鶴ヶ島ほほえみの郷と一本松 7
号公園(西中学校近傍)にベンチを寄贈しました。続いて今年度は、医
療型特定短期入所施設『ほっこり村診療所』に 10 月に 2 台の丸太ベ
ンチを庭に設置したのに続いて 3 月 22 日には 90×90cm のベッド型
ベンチを 2 台搬入しました。製作に当たっては、市民の森で巨木化し
た樹木を間伐し、運搬し、製材し、加工し、塗装し、搬入するまでを
会員の協力で実施しています。当クラブでは以前から椅子付きテーブ
ルや簡単な丸太ベンチを多数つくり、市民の森や太田ヶ谷のグリーン
パークに設置してきましたがそれらに比べると今回の作品は製材、加
工に高度な技術と多くの手間をかけた作品です。施設の方々に喜ばれ
大いに活用されるように願っています。
市民の森である里山の樹木は、かつては凡そ 20 年程度で世代交代
させてきたものですが、農村からすっかり都市化してしまった現在で
は、それをせずに巨木化、古木化し、ナラ枯れも進行しています。ベ
ンチプロジェクトはこうした課題の一つの解決策です。
編集後記
毎年1月から3月は参加者を募集するような行事はないが、それでも地味だが本来の定例作業や新規
事業や飛び込み行事が発生する。それらは記事で紹介したが会員の高齢化や新規加入、各行事参加者の
増加が課題になっている。高齢化とか失われた 30 年とか元気の出ない言葉を耳にするが言い訳をして
いても始まらず柔軟な発想を取り入れる必要がある。どうしたらいいのか、通信を編集するたびにそん
なことを考える。 :http://www.satoyamasupport.com/